軽量鉄骨天井下地とは、RC造やS造の建築物において、ほとんどの天井に用いられている下地のことです。
なので、軽量鉄骨天井下地の開口補強や振れ止めの効果や間隔、必要性や重量、ピッチ、また、重量の単位や単価などについても知りたいのではないでしょうか。
それから、軽量鉄骨天井下地の実例も気になりますよね。
そこで今回は、軽量鉄骨天井下地で開口補強や振れ止めの効果、また、重量やピッチなどについても詳しくお伝えしていきます。
軽量鉄骨天井下地で開口補強や振れ止めの効果!
軽量鉄骨天井下地は、「LGS」とも呼ばれていますが、
L…ライト(軽い)
G…ゲージ(規格)
S…スティール(鉄骨)
を省略した呼び名で、全体的に軽量鉄骨住宅ではなく、RC造やS造の建築物においてほとんどの天井に用いられるようになってきている下地のことです。
ちなみに、材料としては、基本的に「スタッド」、「ランナー」、「振れ止め」、「開口補強材」で構成されており、幅の寸法で50形から100形まであり、それぞれで使用できる高さが決まっています。
こうした振れ止めや開口補強材は耐震性が弱く、揺れやすい軽量鉄骨住宅の天井には、必要な材料なんですね。
そして、そのメリットとしては、次のようなものが挙げられます。
・安定性が高い
木材だと反りがあり、湿気の変動による割れがあるが、LGSは変動が少なく安定している
・工期が短い
スタッドとランナーの組み合わせシステムで、木に比べ施工がしやすく、工事も早い
・運用面で負担が少ない
木に比べ重量が軽く、搬入が容易である
・害虫に強い
マンションリフォームではあまり関係ありませんが、シロアリの被害を受けない
その他、細かい点では、
・キッチン周りなどで大家が必要な場合に適している
・壁内に電気配線や設備配管を通しやすい
・比較的安価(サイズ19型、間隔が300の場合、平米単価は1400円ほど)
など、かなり魅力的ですね。
一方で次のようなデメリットもあります。
・細かい加工ができない
木のように薄い材料を重ねたり、部分的に削ったりしにくいので、細かい現場調整がしにくい
・火気の管理がある
溶接を使う場合が多く、火の気の管理が難しい
・専門家が必要になる
木工外にLGS専門の職人が必要になり、工種が増える
・木造との相性が悪い
下地が正確なコンクリートとの相性は良いが、古い木造で下地がガタガタしている場合は施工精度が下がる
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軽量鉄骨天井下地の実例!
出典 柏屋設計HP
こちらは、実際に「LGS」を採用した実例です。
このページにも記載されている通り、軽量鉄骨自体は歴史が浅いため職人の経験年数も比較的短い人が多く、腕のいい職人でないとなかなか難しいので業者選びがとても重要になりますね。
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軽量鉄骨を使ったリフォームするなら、リショップナビで賢く見積りを取ろう!
今回は、軽量鉄骨の中でも、その建材を用いた「天井下地」について着目し、その特徴やメリットやデメリット、実例をまじえて腕の良い職人でないと精度を高く仕上げる事ができないことなどをお伝えしましたね。
なので、こうした軽量鉄骨を用いたリフォームをするなら、安全に済ませるためにも、まず施工の実績が豊富なプロの業者に複数依頼していろいろ見積りを取って、費用や作業への信頼性を比較すると良いでしょう。
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