購入したての頃はキレイで滑らかだったフローリングも、使うにつれてだんだんボロボロになってしまって、ガッカリということがありますよね。
そんな床のフローリングがボロボロになる原因や補修するリフォームで費用や事例、DIYをするときの注意点について知りたいのではないでしょうか。
それから、床のフローリングがボロボロの時にリフォームするメリットも気になりますよね。
そこで今回は、床のフローリングのボロボロを補修するリフォーム費用や事例、また、DIYの注意点などについても詳しくお伝えしていきます。
目次
床のフローリングがボロボロになる原因は?
掃除できれいにできる状態なら、水拭きやワックスで十分キレイになりますが、掃除やワックスでどうにもできないくらいボロボロになってしまうこともありますよね。
そんな床のフローリングですが、床材の中で一番劣化が激しい場所は掃出し窓の窓際で、この原因としては直射日光が当たることによる温度変化が激しいことや、紫外線の影響、雨が降った時に窓を閉め忘れたりすることによる雨水の影響や、結露による水分の浸透などが考えられます。
そして、床材の内部からの傷みに加え、日光や紫外線の影響による表面の劣化が加わり、家の中で一番傷みやすくなるのです。
その他にも、人のよく歩く場所は表面がこすれてワックスが剥がれやすくなり、表面材が傷んでくるので、ドアを開けた一歩目を踏み出す位置や、階段を降りた時にちょうど踏む位置の廊下の床板などは床がフワフワと剥がれてきやすい場所になります。
これによって床材に荷重がかかり、床がたわみだすと、合板を貼り合わせた接合面が剥離してしまうため、強度がなくなり床がフワフワと剥がれた状態になってしまいます。
なので、玄関の小上がりやリビング、キッチンなど一日の多くを過ごす部屋の入り口付近やトイレ・洗面室など水まわりの入り口や階段まわりの廊下などをよくチェックしてみると、思っていた以上に劣化していたということが多いのではないでしょうか。
そのため、ワックスがけをしても回復しないような状態であれば、リフォームを検討する必要がありますし、一般的に家を建ててから15年ほどすると床の下地が傷んだり、フローリング自体が変形するのでリフォームが必要になります。
ちなみに、目安としては、
・ 歩くと床がきしむ
・ 床が沈む
といった現象が起きているなら、次の項目をチェックして本格的にリフォームを検討しましょう。
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床のフローリングがボロボロの時に補修するリフォーム費用や事例は?DIYの注意点も
床のフローリングがボロボロになってしまったら、次の二つのリフォーム方法を検討しましょう。
1、 床を剥がして新しくする「張り替え工法」
文字通りフローリングの床を一度剥がしてから新しいフローリングを施工する方法で、材質にかかわらず費用は高くなってしまいますが、一度床を全部剥がすので下地の状態を確認することができ、新しく貼る時に床材の種類を変えることもできます。
また、下地を確認するときにシロアリ被害を見つけることもあり、見えない恐怖に怯えたままでいるより、これを機会にシロアリ退治をしてしまうこともできますね。
こうした方法の場合は、リビング8帖くらいで10~20万円、キッチン4帖くらいで7~14万円、トイレ1帖で3~6万円ほどになるようですが、使用するフローリング剤によって費用は異なり、工期は3日~1週間ほどが普通になります。
・ 事例
こちらは築30年のマンションのフローリングの全面リフォームで、窓枠やドア枠の塗装、和室の畳表替えなど、いろいろなリフォームを一括で行ったようです。
確かに、これくらいの築年数であれば、気になるところを全部一度にリフォームしてしまったら、ちょこちょこ行うよりも安くあがりそうですよね。
2、 重ね張り工法
フローリングの張り替えには重ね張りという方法もあり、既存の床の上に新しいフローリングを重ねていく方法があります。
そして、張り替え工事で床材を全部剥がすのには大規模な工事が必要になりますし、費用もかかるのですが、この重ね張りであれば床を剥がす必要がないので、張り替え工法に比べて安価にリフォームをすることができ、工期も1日で済むことも可能です。
ちなみに、フローリングの張り替えを検討する原因が傷や汚れである場合は、張り替え工法よりもこの重ね張り工法の方が安価に、手早く仕上がるというメリットがあり、オススメです。
しかし、重ね張り工法だと下地の確認ができないので、張り替えた後も下地が原因で床のきしみや沈みが発生するというデメリットが考えられます。
なので、築10年以上の家でフローリングの張り替えを検討されているなら、一度工務店へ相談すると正しい判断をしてくれるでしょう。
また、重ね張りの場合は、張り替え工事に比べてゴミを処理する費用がかからないので、リビング8帖なら8~18万円、キッチン4帖なら5~10万円、トイレ1帖なら2~5万円程度になる感じなので、最短1日から工事が可能です。
・ 事例
出典:リショップナビHP
こちらはフローリングにフロアタイルを重ね張りしたリフォームの事例で、フローリングよりも耐久性に優れ、施工が早くリーズナブルなフロアタイルを重ね、半日で施工が完了したようです。
DIYするときの注意点は?
「床 フローリング リフォーム」と検索すると、結構な件数でDIYしている方の記事がヒットしますよね。
これを見ても分かる通り、床のフローリングのリフォームは素人でもできるかも、と考える方が多いようです。
ただし、もしDIYにチャレンジするのであれば、次のようなポイントはしっかり注意しておいた方が良いでしょう。
・ 床下構造を確認する
自分たちでフローリングの張り替えを行う場合、事前に必ず床下構造を確認しておきましょう。
例えばマンションの場合、鉄筋コンクリート上に塗られたモルタルの上に直接フローリングが貼ってある直貼り工法や鉄筋コンクリート上に支柱を立てて空間を作り、合板などの下地の上にフローリングを重ねる「二重床工法」などがあります。
そして、工法によってはフローリングの張り替えの際、下地なども一緒に取り替えなくてはならないこともありますが、自分の家の床下構造が分からないのであればマンションの管理組合などに確認する必要があります。
・ 無垢と合板の特徴を知っておく
天然の木材を使用した無垢材は足の触りが良く、季節に合った涼しさや暖かさを体感でき、使うほどに馴染んで経年変化を楽しむことができ、体にも安全な材質であるという特徴があります。
一方で、合板はボードの上に仕上げ材を貼って接着しており、無垢材とは違って表面加工がされているため、床がへこみにくいタイプや防菌加工がされたタイプなど、用途に応じて選ぶことができ、価格も無垢より安く抑えられます。
また、マンションでフローリングを張り替える場合は、階下の住人のことも考慮し、遮音性能のあるフローリングを選ぶことをオススメします。
・ 正しい向きで張る
フローリングを張り替えるときは、向きに注意しなければならず、材料を無駄なく使い、部屋に奥行きを出す効果もあるため、基本的には部屋の壁の長辺に沿った向きで張っていくようにしましょう。
そして、フローリングを長めに張るほど、部屋が広く見えるというメリットもあります。
・ 段差を解消する
フローリングは一度張り替えたら基本的には次の張り替えまで10年は大丈夫ですが、逆に言えば、その間はフローリングのメンテナンスをしない可能性が高いので、高齢者と同居する可能性がある場合は、あらかじめバリアフリー化をしておきましょう。
・ 断熱材を入れる
畳からフローリングに張り替えると室内の温度が下がり、寒く感じられますし、結露も起こりやすくなるというデメリットがあります。
そのため、隙間が出ないように断熱材を入れておき、部屋の温度を保てるように工夫しておくと良く、同時に遮音材を入れておくと足音が響きにくくなってオススメです。
このように、フローリングの張り替えには専門的な知識が必要になりますし、上記の注意点をクリアした上で、実際に張り替え工事をするときは、既存の床を解体したり撤去したり、必要があれば下地工事を行い、大きな家具の移動など、かなり大変な作業が必要になります。
なので、セルフでのDIYも良いのですが、できれば仕上がりの丁寧さと長く持たせるためにもプロの業者に依頼をした方が良いでしょう。
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床のフローリングをリフォームするなら、リショップナビで賢く見積りを取ろう!
床のフローリングは温度の変化、紫外線の影響、湿気、人の出入りによる衝撃など様々な影響でいつの間にかボロボロになり、だいたい15年を目安にリフォームをした方が良いとのことでした。
そして、工期も費用もかかりますが、古い床材を剥がして張り替える張り替え工事はシロアリの被害も発見できたり、新しい材質のものに替えたりなどできるメリットがありますし、工期も費用もかからないですが、下地の確認などができない重ね貼りなどがあるので事例も合わせてお伝えしました。
そして、セルフでのDIYをするときの注意点とそのリスクについても説明し、仕上がりの丁寧さや長持ちさせるためにも、床をリフォームするならプロの業者に依頼した方が良いのでした。
ただ、そうしたリフォームを依頼する業者ですが、リフォーム業者には大手から地元の個人業者まで幅広く、中には法外な値段を請求してくるような悪徳業者も存在するため、どこへ依頼をしたらよいかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
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