毎日の食卓を支えるキッチンは、使う頻度も高いからこそ劣化が早く、リフォームをしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、キッチンはこだわりたい部分が多いだけに意外なところに落とし穴が潜んでいる場合も多いので、改めて作業の流れや、マンションや一戸建て、賃貸の場合の費用の相場や、どれくらいの日数が必要になるのかといった基本事項を知りたいですよね。
それから、実際にキッチンリフォームをする際に壁紙やカウンター、タイルや収納を考える際に参考になる事例集や、ニトリなどメーカーごとのおすすめや人気ランキング、格安商品、それからよくある失敗例や口コミについても気になるのではないでしょうか。
そこで、キッチンリフォームの費用の相場と事例や口コミ、メーカー比較についても詳しくお伝えしていきます。
目次
キッチンリフォームの作業の流れは?費用の相場も
料理が好きな方や、キッチンを使う頻度が比較的高い女性などは、キッチンへのこだわりポイントがたくさんあるだけに、リフォームを夢見る方が多いのではないでしょうか。
でも、リフォームをしたことがない方にとって、キッチンのリフォームはどんな手順で作業をしてもらうものなのか、費用はどれくらいかかるのかなど、基本事項から知っておきたいですよね。
キッチンリフォームの基本をチェック!
キッチンリフォームについては、リフォームのイメージを考え、業者を選定し、現場をチェックしてもらってから見積もりを出してもらって、いざ工事に入るところまである程度時間を要しますよね。
さらに、毎日基本的に使う場所なだけあって、どれくらいの工期や費用が必要なのか、どれくらいのタイミングでリフォームすべきなのかも気になりますよね。
また、どんなリフォームが可能なのか、スタイルのバリエーションも知っておきたいのではないでしょうか。
1、 キッチンリフォームの工期はどれくらいの日数がかかるの?
キッチンリフォームの工事期間は、傷み具合や改装規模によって結構異なるようです。
例えば、配置を変えずに同サイズのシステムキッチンにするだけなら1週間程度で済みますが、配置を変える場合や傷みが激しい場合には、壁や床材の撤去や新設、下地の補修、配管や配線などの工事が加わるため、2~3週間ほどかかるようです。
ただ、業者によっては、工期が長い場合は不便を考慮して、多くの場合1週間ほどで最小限の調理ができるように工事を進めてくれたりするので、どのような段取りになるのか事前にしっかり確認しておきましょうね。
また、不測の事態に備えて1~2日ほど余裕を見ておくと、慌てずに済むそうです。
2、 キッチンリフォームの費用の相場は?
キッチンリフォームの平均的な価格帯は50~150万円の間で、リフォームの内容として最も多いのがシステムキッチンの交換だそうです。
そして、新たに設置するシステムキッチンの性能や、合わせて壁紙や床をリフォームする必要があるかどうかによって、費用が上下するようですね。
それから、壁付きのキッチンをアイランド型にする場合は、150万円前後かかることもあるそうです。
また、キッチンの場所を移動する場合などは、給排水の配管工事などが必要になってくるので、150万円以上の予算を見ておいた方が良いとのことです。
ちなみに、ガスコンロをガラストップのガスコンロに交換する工事、食器洗浄機の取り付けなどであれば50万円以下でも済むそうなので、簡易的なリフォームでも気軽にできるんですよ。
3、 キッチンリフォームはどれくらいのタイミングでするべき?
一般的に、キッチンは15~20年ほどで傷みが目立つようになると言われています。
例えば、
・ 引き出しや扉がガタついて、開閉しにくい
・ 汚れがひどくて、掃除では落としきれない
・ 新しい調理器具や鍋などが多くなり収納しきれない
・ 家族構成が大きく変わって作業がしにくい
などといったことがきっかけとなって、リフォームを考える方が多いようですね。
4、 キッチンにはどんなリフォームスタイルがあるの?
キッチンのスタイルは、大きく分けて3タイプに分かれるそうです。
・ オープンスタイル
オープンスタイルは、キッチンとダイニング、またはリビングが一体となったタイプで、開放的ですがキッチンが丸見えなので、キッチンが片付いていないと部屋全体が雑然とした雰囲気になりがちですよね。
・ セミオープンスタイル
セミオープンスタイルは、対面式キッチンを吊り戸棚やカウンターなどで仕切り、天井や手元を部分的に隠すことができるタイプなので、調理や片付けをしながら会話ができますよね。
・ クローズドスタイル
クローズドスタイルは、キッチンを完全に独立させたタイプなので、ダイニングの方を気にせず調理に専念できる代わりに、リビングやダイニングとの距離感が開きがちですね。
キッチンのスタイルには、こうした大きなグループ分けの中に、I型キッチンやL型キッチン、H型キッチン、アイランド型キッチンなどなど、色々あって迷ってしまいますよね。
キッチンリフォームで抑えるべきポイントは?
キッチンは毎日水を使うので、水漏れや汚れによる問題が最も起きやすい場所ですよね。
そして、シンク下から異臭がしたり、パイプが汚れて流れが悪くなっていたりと、古くなるほど衛生面でも問題が大きく、食品を扱う場所だからこそ次のようなポイントは抑えてリフォームを考えましょう。
1、 シンクや調理台、コンロのバランス
どれも広いに越したことはないのですが、狭くて一番困ることになるのは調理台です。
そして、シンクの広さやコンロの口数は家族構成で決まってくるのに対し、調理台は食材や道具、食器などを広げるので、広い方が使い勝手は確実に向上するそうです。
ただし、調理台は収納型の台を引き出す形で拡張できる唯一の場所で、シンクやコンロはそうはならないので、むやみに調理台を広くすると、その分加熱や洗浄の点で不便になってしまいます。
2、 収納スペースの確保
リフォームで最低でも同じ収納スペースを確保しないと、現在収納しているものを、新たに収納する場所を確保しなければならず、これが意外と大変です。
そして、キッチンの収納スペースは限られますが、背の高くない女性では、上部に戸棚をつけても使いづらいので、下部の収納スペースを広くとる方が便利など、使う人を中心に考えるようにしましょう。
また、食器洗浄機や、オーブンがキッチン下部に含まれるビルトイン型は、必然的に収納スペースが減ってしまうので、収納にも工夫が必要になります。
このように、限られたスペースで機能と収納を選択していくことになるので、優先順位を決めるようにしましょうね。
3、 ゴミ箱を置くか置かないか
キッチンスペースのインテリアからはゴミ箱は余計な備えですが、最低でも自治体が指定する分別の種類の分だけゴミ箱を用意すると便利ですよね。
なので、あらかじめゴミ箱もキッチンの一部として置き場所を考えておくようにしましょう。
4、 レンジフードで快適な生活を
古い家では、プロペラ式の換気扇だけというケースがありますが、換気扇がベタベタと汚れていくのは、油分を含んだ気体がキッチンから出ている証拠で、換気扇の機能が不十分だとリビングにも飛散しているということになります。
一方、レンジフードは臭いや煙、油分の飛散を防ぐ排気機能など、機能面に優れたタイプと、洗練されたデザインがあるので、リフォームの際に導入すると凄く便利になりますよ。
5、 キッチンの高さはとっても重要!
忘れてはならないのがキッチン全体の高さで、基本的に食材を切る姿勢を前提に高さが決められていて、各社とも80~95cmの範囲だそうです。
そして、90cm以上のキッチンができたのは比較的最近で、日本人の平均身長が高くなっていることが要因だそうです。
なので、事前にショールームなどで実際に高さの異なるキッチンに触れてみてよく考えましょう。
6、 対面式と壁付け
前述で紹介した通り、キッチンのリフォームのスタイルには大きく分けてオープン、セミオープン、クローズドとあって、家族と対面しながら料理をできるようにするか、キッチンを隠すためにクローズドにするか、目的によって変えることができます。
そして、対面しながら料理ができると家族とのコミュニケーションも増えますが、収納や片付けにはかなり配慮しなければならず、クローズドにすると配膳までの距離ができたりとそれぞれデメリットもあるので、よく考えて決めるようにしましょう。
7、 作業の流れを把握して、使い勝手の向上を図ろう
毎日使うキッチンは、キッチンとしての炊事機能だけでなく、料理や食器をダイニングやリビングへと運ぶ流れまで考慮して考えるようにしましょう。
そして、スタイリッシュな作りにこだわりすぎて、使い勝手が悪くなっては元も子もないですよね。
なので、普段の使い勝手を具体的にイメージして、いわゆる「導線設計」ができると理想的です。
キッチンリフォームでメーカー別の比較!人気ランキングも!
さて、キッチンリフォームの基本のポイントを押さえたら、メーカーごとの比較をしながら、具体的なリフォームのイメージを膨らませていきましょう。
そこで、リフォームの営業マンやプランナー300名を対象に、最もおすすめしたいキッチンに関してリフォーム産業新聞が実施したアンケート結果を参考にしてみましょう。
1、 高価格帯(約70~120万円)人気メーカーランキング
1位 SS(クリナップ)
2位 サンヴァリエ(LIXIL)
3位 クラッソ(TOTO)
4位 リビングステーションNewL class(Panasonic)
5位 レミュー(タカラスタンダード)
6位 スイージー(ウッドワン)
7位 ドルチェエックス(トクラス)
8位 レシピアプラス(ノーリツ)
9位 ピアサスS-1ユーロモード(永大産業)
10位 セスパ(ナスラック)
以上がランキングになっています。
では、1位から3位までをさらに詳しくご紹介しますね。
・ 1位:SS(クリナップ)
高価格帯の中で最も人気のクリナップSSはデザイン性、機能性、コストパフォーマンス、施工性の全てがトップだったようです。
そして、錆や熱、汚れなどにも強く、お手入れが楽なのもおすすめポイントなんだそうです。
それから、シンクも使う水で野菜くずや油汚れを集めて排水溝へ流してくれる新しい構造となっています。
・ 2位:サンヴァリエ(LIXIL)
2位のサンヴァリエ(LIXIL)は、キッチン初のセラミック素材を採用したキッチンだそうです。
そして、高級感や強度ともに、現在までキッチンの天板の主流であるステンレスや人工大理石を上回る仕上がりとなっていて、変わらない美しさをいつまでも楽しむことができます。
それから、シンプルなデザインの中にも、指かかりなどの細部まで引き出しやすさや使い心地に配慮されているそうですよ。
・ 3位:クラッソ(TOTO)
3位のクラッソ(TOTO)は、上質な質感、個性的な柄の豊富なバリエーションがあり、選ぶのも楽しくなりますね。
そして、軽くタッチするだけで水道の出し止めが可能な水栓や、シンクの底に3度の傾斜を設定し、シンクのごみを水が自動的に排水溝へ流してくれるすべり台シンクや、水ハネも少ない幅広シャワー等、利用者目線の機能が満載なんだそうです。
2、 中価格帯(約60~90万円)人気メーカーランキング
1位 クリンレディ(クリナップ)
2位 サンヴァリエ<アレスタ>(LIXIL)
3位 ベリー(トクラス)
4位 ミッテ(TOTO)
5位 ラクシーナ(Panasonic)
6位 リフォムス(Panasonic)
7位 ドルチェエックス(タカラスタンダード)
8位 リテラ(タカラスタンダード)
9位 ラヴィー(ハウステック)
10位 SA(ウッドワン)
以上がランキングになっています。
では、1位から3位までをさらに詳しくご紹介しますね。
・ 1位:クリンレディ(クリナップ)
中価格帯では最も需要が高く、その中で1位に選ばれたクリンレディ(クリナップ)は、日本で最も売れているシステムキッチンの1つだそうです。
そして、見えない場所まで上質のステンレスを利用していることもこのシリーズが長期にわたって人気の理由です。
それから、ステンレスのキャビネットはいつも清潔でお手入れしやすいだけでなく、デザイン面や機能面でも高い評価を得ているそうです。
・ 2位:サンヴァリエ<アレスタ>(LIXIL)
2位のサンヴァリエ<アレスタ>(LIXIL)は、ワークトップが広めに設定してあり、二人並んでも余裕の広さでストレスなく作業をすることが可能です。
そして、多彩な扉の色と取っ手の組み合わせで、多くの人の好みに合うようになっている豊富なラインナップはLIXILらしさの一つですよね。
また、水を流すだけで排水溝内部の汚れを洗浄するキッチンくるりん排水溝なども人気の機能で、使い勝手の良さと美しさ、どちらもかなえるためのキッチンと言えるのではないでしょうか。
・ 3位:ベリー(トクラス)
3位のベリー(トクラス)は、天板の人工大理石が特徴的なキッチンです。
そして、シンクと天板の継ぎ目がなく使いやすさが抜群で、キッチン道具などを落として小さな傷がついたとしても、少し削れば元に戻る耐久性があるそうですよ。
ちなみに、中価格帯のシステムキッチンの中では、10年以上前から人気を保ち続けているキッチンなんだそうです。
3、 普及価格帯(約50~80万円)人気メーカーランキング
1位 ラクエラ(クリナップ)
2位 シエラ(LIXIL)
3位 Bb(トクラス)
4位 リビングステーションV-style(Panasonic)
5位 エーデル(タカラスタンダード)
6位 マッチ(タカラスタンダード)
7位 フェスカ(タカラスタンダード)
8位 ハイル(永大産業)
9位 ベルフラワー(ナスラック)
10位 記載なし
以上がランキングになっています。
では、1位から3位までをさらに詳しくご紹介しますね。
・ 1位:ラクエラ(クリナップ)
クリナップのラクエラは普及価格帯の1位を獲得していますが、機能性とコストパフォーマンスが高い評価を得ての評価のようですね。
そして、ショールームで現物を見たお客様が、その機能性の高さから選ばれることの多い実力派のシステムキッチンだそうで、キッチンは家具であるというコンセプトに沿って、カラーとデザインのバリエーションも豊富に揃えているそうです。
・ 2位:シエラ(LIXIL)
2位のシエラは、キッチンの中でも特に汚れが気になる排水溝やフードの汚れも簡単に落とせて、今まで大変だったお手入れが楽にできる「くるりん排水溝」など清掃性に配慮した機能が人気のようですね。
そして、調理を快適にする独自の収納をはじめ、節水や節電などのエコ機器も充実しているところもポイントです。
・ 3位:Bb(トクラス)
トクラスの高品質な人工大理石を用いたBbは、傷や熱、衝撃に強く、お手入れも楽なのが特徴だそうです。
そして、カウンターとシンクのつなぎ目がシーム接合で段差がないので、お掃除もとっても楽ですよね。
例えば、300度以上のフライパンをそのまま置いてしまっても割れたり変色しないのも、トクラスの高品質な人工大理石ならではなんだそうです。
それから、すっきりとしたデザインがキッチンを広く見せてくれますし、シンプルで選びやすく、基本性能も充実しているところもおすすめポイントだそうですよ。
いかがでしょうか?
高価格、中価格、普及価格すべてにおいて1位はクリナップ、2位はLIXILですね。
やはり、1位のクリナップは専業メーカーならではというところではないでしょうか。
メーカーごとのポイント比較も!最もお手頃なメーカーは?
ご紹介したランキングには含まれていないけれど、国内で人気のシステムキッチンメーカーの価格帯や機能性、耐久性などなど、特徴をまとめた一覧表をご紹介します。
・ クリナップ
まず、クリナップはキッチン専業メーカーで、ステンレスのキッチンに力を入れているのが特徴的とのことで、掃除がしやすく、丈夫で使いやすいキッチンを多く揃えています。
そして、玄人好みのキッチンが多く、リフォーム会社や工務店の職人が自分の家をリフォームする際に選ぶことが多いそうですよ。
・ LIXIL(リクシル)
引き出しや収納が特徴的なのがキッチンメーカーのLIXILで、道具の出し入れなどの使い勝手にもこだわっています。
そして、品質や価格やデザインなどのバランスが良いのもリクシルの特徴のようですね。
それから、商品ラインナップも多いので、多くのターゲット層を取り込んでいるようです。
・ Panasonic
機能性が高く、スタイリッシュなデザインのキッチンがパナソニック製の特徴で、収納が大きく、掃除も楽なキッチンが多いですね。
そして、家電メーカーらしく、省エネにもこだわっていて、エコナビの機能もついていますし、大手のキッチンメーカーだけあって、幅広い層から支持を得ているようです。
・ TOTO
お手入れがしやすいTOTOのシステムキッチンは、シンクや換気扇部分の鉄板も継ぎ目のない構造になっているため、汚れがたまることがなく、お手入れもしやすく衛生的だそうです。
そして、水と向き合って来たTOTOならではの視点を活かしたキッチンになっていますよね。
・ タカラスタンダード
高品質のホーローを壁や壁面に利用しているのが特徴的なキッチンメーカーで、表面も傷がつきにくく、毎日利用するキッチンには嬉しい耐久性の高い素材らしいですよ。
そして、集合住宅向けの低価格なキッチンでは今でも高い人気を誇っているそうです。
・ トクラス
今ではメジャーとなった人工大理石をいち早くキッチンに取り入れ、現在も人工大理石にこだわって商品開発をするキッチンメーカーがトクラスです。
そして、品質の高い人工大理石を使用しているので、厚みがあるキッチンは衝撃や熱や汚れに強いそうですよ。
・ トーヨーキッチン&リビング株式会社
他のメーカーにはないデザイン性の高いキッチンメーカーがトーヨーキッチンで、使い勝手を高めた「3Dシンク」は特許を取得しているオリジナル製品なんだそうです。
そして、価格は他のキッチンメーカーと比べてやや高めですが、トーヨーキッチン&リビングのキッチンがよいと指名が入るほど、固定ファンがいるようです。
でも、取り扱っているリフォーム会社は少ないそうなので、購入時にはメーカーに問い合わせた方が安全ですね。
・ ハウステック株式会社
品質と価格のバランスで考えた場合、最もコストパフォーマンスが高いと言われているのがハウステックのキッチンで、カラーバリエーションも豊富な上に収納力も高いのが特徴です。
そして、最近はヤマダ電気グループにも入ったので、今後の展開も注目されていますよね。
・ ノーリツ株式会社
給湯器で有名なノーリツのキッチンは、キャビネットの間口のサイズが1センチ刻みで選べるのが特徴で、給湯器の交換と合わせてキッチンを交換する場合に選ばれることが多い商品だそうです。
・ ナスラック株式会社
ステンレスタイプを中心に手がけるキッチンメーカーで、未だに固定ファンが多いメーカーですが、かつてほどの勢いは感じられなくなって来ているそうです。
・ サンワカンパニー
日本では珍しいネット専業のキッチンメーカーで、デザイン性が高い製品を取り揃え、豊富な色やアイテムの組み合わせが可能です。
そして、従来のメーカーと異なり卸を通さずに直販しているので、自分自身で選んで購入する必要はありますが、その分価格はリーズナブルだそうです。
・ ウッドワン株式会社
自ら育てたこだわりの木材を利用したキッチン作りをしているメーカーで、木の柔らかくあたたかい表情をキッチンに取り入れたい方にはオススメです。
・ 永大産業株式会社
内装なども手がけるメーカーなので、キャビネットなどの収納部分にもこだわりを見せるキッチンを作っています。
そして、知名度は低いものの、45年以上自社工場でキッチンを作り続けている実績のあるキッチンメーカーだそうです。
・ ヤマジステンレス
昭和6年創業の老舗企業であるヤマジステンレスは、元々は家具を手がけていたためデザイン性の高いオリジナル家具が得意な企業です。
そして、現在のシステムキッチンも注文が入ってから生産に入るため、注文から1ヶ月程度はかかりますが、自分に合ったオリジナル性の高いシステムキッチンを作ってもらうことができるそうです。
・ トヨウラ
トヨウラは、かつてはキッチンメーカーに対して天板やシンクを供給するメーカーでしたが、今ではオーダーメイドのシステムキッチンを自社で提供しているそうです。
そして、リビングにあっても似合うキッチンというコンセプトで、デザイン性に優れたキッチンを提供しています。
ちなみに、オーダーメイドのため金額的には高めで、I型のキッチンは100万円から提供しているそうです。
・ 株式会社長府製作所
こちらは、ノーリツと同様に、元々は給湯器のメーカーなのですが、水回りの設備の商品ラインナップを揃える意味合いでキッチンを始めたそうです。
そして、現在もウッドワンからのOEMのキッチンを長府製作所のブランドで販売しています。
・ ニトリ
ニトリのキッチンは店舗で直売をしているので、他のキッチンメーカーのように流通コストがかからないためお求めやすい値段となっています。
そしてなんと、オプションをつけなければ、工事費こみで60~70万程度からキッチンのリフォームが可能だそうですよ。
・ 亀井製作所
コンパクトキッチンを中心に揃えているメーカーで、賃貸向けや高齢者向けの高機能ミニキッチンを開発しているそうです。
そして、カラーバリエーションは豊富で、好みの色を選べるところも嬉しいですね。
・ 株式会社モーリーショップ(クチーナ)
造作家具を作るメーカーだったことから、家具のようなおしゃれなキッチンを作り続けているオーダーメイドのキッチンメーカーです。
そして、キッチンの扉や木目の種類も幅広く取り揃えていて、国産製品なのでメンテナンスも可能だそうです。
ちなみに、値段は工事費込みで200万円くらいから揃っているので、リーズナブルですよね。
・ キッチンハウス株式会社
ヨーロッパから輸入している素材を活かしたオーダーメイドのキッチンメーカーで、デザイン性と機能性を追求していき、長く使っても変わることのない美しさにこだわることができるそうです。
ちなみに、価格は工事費込みで200万円くらいからなので、ここも比較的リーズナブルですね。
目的や予算に合わせてメーカーを選ぼう!格安のところは?
メーカーごとの比較をしていくと、オーダーメイドが得意なところ、高級層をターゲットにしているところ、賃貸でも可能なところや、高齢者向けの配慮が行き届いているところなど、それぞれ特徴があることが分かっておもしろいですよね。
なので、自分自身の目的や、ここだけは譲れないといったポイントをあげて、それに答えてくれるメーカーを探すようにしましょう。
ちなみに、リーズナブルなメーカーは、一覧表の価格が「低」となっているところがオススメですが、中でもニトリは価格もかなり安く抑えることができる上に、アフターケアもしっかりしていることで評判だそうです。
キッチンリフォームでよくある失敗例は?
キッチンは毎日利用する場所なだけに、リフォームの失敗は避けたいところですが、初めてやる方にとっては、知らなかったがために失敗してしまうことはよくあることだそうです。
なので、よくある失敗例を見ていきながら、実際のリフォームで気をつけるべきポイントを学んでいきましょう。
失敗例1:丸見えが気になってしまうアイランドキッチン
・40代女性
「ショールームで人目惚れして決めたアイランドキッチンですが、使い始めると隠すものがなく、なんとなく周りから見られているような気になってしまいます。
食べ終わった食器などもすぐに洗い終えないと、丸見えのままは置いておけないのは想定外でした。」
アイランドキッチンはメリットとデメリットが出やすいタイプですよね。
そして、具体的なデメリットしては、
・ キッチンが丸見えになってしまう
・ 収納が少ない
・ 価格も高め
・ 設置にスペースが必要
・ 油はねやにおいも部屋に広がりやすい
といったものがありますよね。
一方で、おしゃれで素敵なキッチンになりますし、これを機会に片付け上手になれるかもしれないですが、神経を使って疲れてしまうようではせっかくのリフォームも台無しになってしまうので、実用面もよく考えて決めましょう。
失敗例2:対面キッチンにしたら狭くて使いづらい
・50代女性
「壁つけのオープンキッチンから対面キッチンにリフォームしたら、リフォーム前と比べて狭くなってしまい使いにくくなった。
図面も確認して問題なさそうに見えたのに、いざ使い始めると思ったより狭くて、新しいキッチンなのに残念です。」
対面式キッチンは壁付けのキッチンよりも広いキッチン面積が必要になるんですよね。
でも、そのことを忘れて印象だけで選んでしまうと、使い勝手を犠牲にしてしまいがちです。
なので、通路のスペースはできれば90cmを一つの目安として確保するようにしましょう。
そして、新築とは違い、決まったスペースに新しいキッチンを納めなければならないということは気に留めておいてくださいね。
失敗例3:リフォーム前より暗いキッチンになってしまった
・50代女性
「ダイニングとキッチンを一緒にリフォームしたら、リフォーム前は出窓に面していた流しがあったのですが、対面式キッチンにして、今は後ろに食器棚があるため、昼間でも暗くなってしまいました。」
これはキッチンの位置を移す際に起こりやすい失敗例ですね。
そして、窓からの光は普段は何気なく入ってくるので意識されづらいのですが、移動させてみると思いのほか影響が大きかったりするものなんです。
なので、キッチンを移動させたあとの家具のレイアウトをイメージして、出窓が隠れたり、窓からの光が遮られないか、よく確認するようにしましょう。
失敗例4:予算を削ってしまい、安っぽくなってしまった
・40代女性
「お気に入りのシステムキッチンも決まり、何とか予算内に収めたと思ったのですが、キッチン幅の関係で床も張り替えなければならなくなりました。
床までは考えていなかったのと、システムキッチン自体に予算を取りすぎていたので、安っぽい床材を手配してしまいました。
その時は気づかなかったのですが、できあがると床の方が目について、なんとなく野暮ったいキッチンになってしまいました。」
このように、キッチンをリフォームする際には、床や壁紙、収納なども合わせて考える必要が出てくることもありますよね。
そして、違う型のキッチンを入れたり、キッチンの位置を変更する場合は考慮した方がよいでしょう。
特に、ショールームでキッチンを見て、見積もりとは異なるキッチンの型や位置に変更する場合は、追加の費用が発生するので、特に注意が必要だそうです。
失敗例5:食洗器を購入したのに使わなかった
・60代女性
「リフォームに合わせて埋め込み型の食洗器を取り付けました。
家事が楽になればと主人が提案してくれたのですが、思いのほか利用することがありません。
食器類も主人と私のものだけなので、手洗いしてしまうと数分で終わるので、今まで通り手洗いしてしまいます。
せっかく主人が購入してくれたのに、利用していなくて申し訳ない気持ちです。」
共働き世帯を中心に普及して来ている食洗器ですが、実際には持っているけれども利用していない方が多く、洗う食器類が少ない場合は、確かに手洗いの方が早い場合もあるようです。
失敗例6:利用しなくなったキッチンの床下収納
・40代女性
「少しでも収納スペースを確保したいと思い、キッチンに床下収納を作りました。
最初は重宝して使っていたのですが、取り出すのがおっくうになり、年に数回しか開かなくなりました。
今ではキッチンマットの下敷きになってしまい、わざわざ取り付けなくても良かったと思っています。」
これも食洗器と同じで、あると便利に思えるのですが、引き出しや戸棚に比べると残念ながら使い勝手は良くないので、使いこなせない方も多いようです。
そのため、普段は使わない調理器具や、保存食などを入れるなど、具体的に何を入れるのか決めてから判断すると良いでしょう。
失敗例7:キッチンの高さが自分の身長と合っていない
・30代女性
「義母が私たちの結婚祝いということでリフォームをしてくれました。
お金を出してもらうので、あれこれ口出しをしないようにしていたのですが、キッチンが私には低いようです。
私は身長が170cm以上あるのですが、キッチンの高さはどうやら普通サイズのようです。
使えないことはないのですが、せっかくであれば高さについてはしっかりと意見を言っておけば良かったです。」
カウンターの高さはキッチンを最もよく利用する方の身長で計算すると良いので、以下の計算式を目安にしてカウンターの高さを考えてみましょう。
カウンターの高さ=身長÷2+5cm
(※身長170cmの場合は、170cm÷2+5cm=90cmが目安です。)
実際には今まで利用していたキッチンへの慣れもあるので、ショールームのキッチンに自分で立ってみることをおすすめします。
失敗例8:ゴミ箱置き場のスペースがない
・50代女性
「リフォーム時に図面を確認したつもりだったのですが、ゴミ箱のスペースだけ確保するのを忘れてしまいました。
生ゴミはシンクに小さめのゴミ袋を置いて、それからゴミ箱にうつしています。
そして、食器棚は幅や奥行まで測って図面で確認したのですが、ゴミ箱だけ完全に忘れてしまっていました。」
前述でも紹介しましたが、家具と違って忘れがちになるのがゴミ箱ですよね。
しかも、ゴミを分別しなければならないため、ゴミ箱の数は増加しています。
なので、リフォーム前のキッチンに置いてあるものを一通り確認して、リフォーム後の図面に配置してみましょう。
失敗例9:冷蔵庫の置ける位置が悪くて料理がしにくい
・60代女性
「リフォームをしてキッチンのレイアウトが変わったのですが、冷蔵庫を置く位置がシンクから少し遠くなってしまいました。
見た目のおさまりは悪くないのですが、炊事をしながら冷蔵庫にものを取りに行きづらく、使い勝手の面が少し残念な結果になってしまいました。」
キッチンの導線が悪いと使い勝手が悪く、効率的に家事を行なうことができなくります。
なので、導線の組み立て方の目安として、コンロ、シンク、冷蔵庫の3点を結ぶ三角形の辺の合計が510cmだと快適な作業ができるレイアウトになるので、リフォーム前に確認してみましょう。
失敗例10:狭くて二人で利用しにくいキッチン
・60代女性
「娘夫婦が近所に戻ってくることになり、思い切ってキッチンをリフォームしました。
使いやすい新しいキッチンにしたのですが、娘と二人で使うには少々手狭だったようです。
せっかく新しいキッチンにしたのに、想定外の事態に残念です。」
キッチンの通路幅は1人で利用するならば90cm程度、2人で利用することを考えている場合は1m20cm程度の幅を確保するようにしてください。
そして、食材や食器を取るためにどうしてもキッチン内では動きが出るので、すれ違う際に体がぶつかってしまいます。
なので、2人分の動きを考慮したスペースの確保を心がけるようにしてみましょう。
失敗例11:炊飯器がコンセントに届かなくなってしまった
・50代女性
「先週キッチンのリフォームを終えたのですが、一つ困ったことが生じました。
リフォームをして電子レンジや炊飯器を置く位置が変わったのですが、コンセントの位置は以前のままなので届かず、結局延長コードを利用することに…
できればスッキリと使いたかったです!”
最近は電子レンジに食器洗い機、電気湯沸かし器など、以前と比べても電気を使うことは多くなっていますので、棚やゴミ箱の配置も考慮したリフォーム後のレイアウトも作成し、電源の位置を確認するようにしてください。
そして、今後も電化製品が増えていく可能性があるので、増設するなどして少し余裕を持って電力を確保できるようにしておくと良いでしょう。
失敗例12:大きなシンクにしたら使いにくかった
・40代女性
「大きなシンクに憧れてリフォームをしました。
リフォーム後のキッチンを見て大満足だったのですが、使い始めると問題が出てきました。
調理スペースが狭く置き場がないので、切った野菜はシンクの右側半分に入れるようになってしまいました。
シンクに食材を置いているので水道から水を流す時もちょっと気になってしまいます。」
キッチンは、見た目だけでなく使い勝手が大切になってくるのですが、使い勝手の面で考えると調理スペースは50cm以上確保する必要があるそうです。
ただ、料理好きな方や、家族が多い方は少し広めに確保するなど、その時々によって選ぶようにしましょうね。
キッチンリフォームをするならリショップナビがおすすめ!口コミも
失敗例を12個紹介してきましたが、意外なところに落とし穴があるものですよね。
そして、失敗例毎にリフォームの時に気をつけるべきポイントやコツをご紹介しましたが、やはり初めての方が素人感覚で決めていくと新たな失敗を生みがちです。
そんな時、自分に合ったリフォーム会社を選ぶことができれば、問題の回避もできるのですが、前述の通り、キッチンメーカーは多数あり、それぞれ特徴がたくさんあって、調べる分には楽しいですが、いざ選ぶとなったら大変ですよね。
なので、キッチンのリフォームでは複数の業者へ相見積もりを取る方が多いようですが、相見積もりサイトは検索するとたくさん出てきますし、どれを選んだら良いか分からないですよね。
かといって、メーカーに直接頼むと高くついてしまったり、地元の業者へ頼んだらアフターケアがついていなくて後々困ってしまったりといったことが後をたたないようです。
そこで、キッチンのリフォームの見積もり比較を一括で、しかも無料でできる「リショップナビ」をオススメします。
キッチンのリフォームにリショップナビがおすすめな理由!?利用者の口コミも!
リショップナビは、簡単3分入力で地元の優良業者を紹介してくれる便利なキッチンリフォーム見積りサイトです。
そして、希望と住所を入力するだけで一括見積もりを出してくれるんですが、なんと無料でやってくれるそうなので、嬉しいですよね。
それからクリナップやLIXILはもちろん、優良メーカーはほとんど取り扱いがあり、全国に対応してくれるそうです。
まずは、キッチンのリフォームをリショップナビを通じて実際に行なった方の口コミをチェックしていきましょう!
・ 東京都/40代女性/一戸建て/採用商品:ハウステックラヴィー
収納が少なく使いにくかったので、収納が充実したシステムキッチンに交換しました。
どんなキッチンにするか、どこに依頼をすればいいか、何も分からない中でこちらを見つけて、キッチンリフォームが得意な会社を紹介してもらえたので、とても助かりました!
見積もり依頼で安くなるとは知らなかったので、比較検討して本当に良かったです。
・ 広島県/50代男性/マンション/採用商品:Panasonic
新築当時についていた食洗機が古くてにおいがとれなくなってきたので、交換を検討。
家電量販店で聞いて、25万円くらいかなと思っていたので、40%OFFでつけられてとても嬉しいです。
非常に良い対応をしてもらったので、また別の箇所をリフォームする時にも、業者紹介を依頼しようと思っています。
・ 神奈川県/60代男性/一戸建て/採用商品:Panasonicリビングステーション
退職して家にいる時間が長くなったので、壁付けキッチンを対面式に変えました。
合わせてシステムキッチン本体も新しくしようと思い、近所の会社を探していました。
知人の紹介でリショップナビを知ったのですが、複数社の比較で23万円も安くなって、驚きました。
紹介されたのが良い業者さんで、満足しています。
・ 新潟県/30代女性/一戸建て/採用商品:クリナップコルティ
二世帯住宅で親と同居をすることになり、2台目のキッチンとしてクリナップのコルティをつけました。
近所の工務店ではミニキッチンの取り扱いがないと言われて、リショップナビさんに相談。
新潟市内のキッチンリフォーム対応の会社を3社紹介してもらえて、費用を比較できて良かったです。
審査をした会社だけを紹介してくれるので、不安もなく比べられたのが良いですね。
このように、リショップナビで一括見積もりを取ってみると、それまで量販店で聞いていた金額よりずいぶん安く済んだり、リショップナビや選定された業者の対応もとても評価が高いことが分かりましたね。
そして、全国どこでも対応してくれるのも嬉しいですよね。
ちなみに、そのわけは、リショップナビでは、全国1500箇所以上の会社から希望に合わせた見積もりを出すことが可能なことにあり、複数の会社からの見積り価格を比較して、最大で5社も紹介できるから、理想的な価格で工事ができるし、どの地域でも対応できるんですね。
さらに、厳格な業者加盟審査を実施しているので、紹介する業者は優良な会社ばかりですし、万が一工事ミスが発生した場合に備えて「リショップナビ安心保証」も用意しているので、引き渡し後1年以内まで保証が可能だそうなので、安心ですよね。
ちなみに、リフォームや見積り依頼に関して、疑問や不明点がある場合は、リショップカスタマーサポートに問い合わせをすれば、電話で詳しく相談できますし、インターネットの入力が面倒な場合は電話での入力代行も受けてくれるので、高齢の方でも問題ありません。
なので、キッチンのリフォームをしたい!安心して任せられるところにやってほしい!という方は、ぜひ、リショップナビにアクセスし、無料で見積りをとって理想的なキッチン空間を手に入れてくださいね。
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